非課税トランプの思い出と中村勘九郎

 私の子供の頃、小学館が発行する『小学○年生』という学習雑誌がありました。毎月は買ってもらえなかったけれど、ちょうど今時分の「正月号」は、よく買ってもらいました。通常号に比べて付録がたくさん付いていたことで、親に無理を言って買ってもらっていたのだと記憶します。付録の定番は、かるた、トランプ、双六などでした。お正月を皆でゲームして過ごそう、という趣旨だったのだと思います。その中のトランプですが、市販のものよりやや小ぶりでありましたが、ゲームとして使うには支障はないものでした。ただし何回かやると、ゲームにならないものでもありました。それは、ハートやスペードの数字(カードの種類)は同じですが、その裏側、本来同じデザイン(模様)であるはずのカード面に、タレントやスポーツ選手の顔が印刷されていたからです。長嶋茂雄はハートのエース、舟木一夫はクローバーのキング、といった具合です(トランプの箱には必ず「非課税トランプ」と印刷されていましたのは、そういう意味だったのでしょう、賭け事には使えませんよという意味)。したがって、すぐに飽きてしまい、机の隅っこに残る「邪魔なもん」となっていました。
 そのトランプに印刷されたタレントの中に「なかむらかんくろう」という子供の写真がありました。特に意識したわけではないのですが、「何者だろう?」という疑問もあって(歌舞伎のことなど小学生には理解できませんでした)、なんとなく、ずっと忘れることはありませんでした。
 先日亡くなられた歌舞伎の第18代目中村勘三郎さんは、若いころまで中村勘九郎(五代目)と名乗っておりました。私とまったく同い年です(誕生日も近いです)。当時、子役として、すでに舞台にも出ていた勘九郎さんですが、トランプの写真にも使われるほど人気だったのか、あるいは「同じ学年」の雑誌が応援の意味を込めて掲載、だったのか、わかりませんが、私にとっては、「トランプのかんくろう」でした。
ご冥福をお祈りいたします。

 ウィキペディア(要約)によれば、1902年に北清事変以後の財政難と大陸情勢の悪化に伴って「骨牌税」としてトランプへ税金をかけることになったようです。その後、1957年に名称も「トランプ類税」と改められ、1989年の消費税導入に伴う間接税の整理によって廃止されました。

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矢野絢子

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