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1月15日=成人の日

今から16年前までは、1月15日、本日が、成人の日として祝日でしたね(ということは35歳くらいの人は15日の成人式を知らないのか!と、あらためて驚き)。それで、15日に休日だったことは、日本の習俗の中でも小正月の行事を執り行うにも、ちょうど良い日でした。正月に歳神様を迎え入れ、15日に門松やしめ縄とともに、とんど焼きで神送りをしたわけです(旧暦を導き出す月の満ち欠けとも大いに関係する15日間なのです)。そして、このとんどの火で餅を焼いて食べれば風邪をひかずに健康で1年過ごせる、とか、書き初め(お習字の作品)をとんどの火に投げ入れて、その燃えカスが高く上がれば字が上手になる、とか、とんどの残りの灰を家に持ち帰って門口に撒くとくちな(へび・まむし)が来ない、といった言い伝えがあったものです。大人にとっても子供にとっても、1月15日は、1年の無病息災、勉学向上を願う、とても大切な日だったのです。


それが「ハッピーマンデー」とかいう制度によって、成人の日は流動的になり、とんどをやっている1月15日は、仕事があったり学校があったりと、平日で、村に残っているのは年寄りだけとなってしまいました。地域によっては(というのか近頃大部分の村では)とんど焼きを期日が不確定な成人の日または日曜日に行うようになったそうです。民俗学的にいえば、大切におもてなしをするべき歳神様に、(15日まだ来てませんが月曜日が来ましたので)とっととお帰り下さい、こちとら忙しいもんで、と言っているようなものです。御利益も半減するというものです。


確かに日曜日と月曜日がセットになって連休になれば、旅行に行ったりまとめて休めたり、まぁ一般的に「ハッピー」なのかもしれませんが、ちょっとは日本の伝統的な行事のことも考えてほしかったな(この制度を作った際に)、と思います。


ちなみにわが村は、かたくなに1月15日に公民館前の広場に門松やしめ縄を集めて燃やして(とんどをして)おります。子供や若い人が居ないのは残念ですが。


                             FBより


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