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成人式と小正月の行事

年が改まって最初の投稿は、フェイスブックに掲載した内容です。

 

今日は「成人の日」です。かつて成人の日は、ハッピーマンデーの制度(平成12年~)になるまで、1月15日というように決まっていました。今朝のニュースでも各地の荒れた成人式の様子が報道されていましたが、故郷で成人式を迎える新成人にとっては、土日とセットになった連休は、帰省しやすいカレンダーなのでしょう。

 

この日(1/15)、正月の松飾やしめ縄を地域ごとに燃やして無病息災を願う小正月の行事「とんど」がありました。今でもありますが、ほとんどの地域では、15日は平日なので、その前の日曜日か、この成人式の祝日に催すところが多いようです(松の内として歳神さんを祀っていますが1/11とかにしめ縄を燃やしたら早く神様が帰ってしまわれる、ということになります)。

 

年末に本屋で購入して正月休みに寝床で読んでいたのが、この本です。著者の千葉望さんは、私とほぼ同年代、早稲田大学を出てから、佛教大学大学院仏教文化専攻修了なのだそうです。全日制か通信制かは不明ですが、キャンパス内で出会っていた方かと思うと親しみがわきます。

 

明治6年に旧暦(太陰太陽暦)が終わり、代わって欧米にならって太陽暦(新暦)が採用されました。その際に、旧暦の日付をそのまま新暦に置き換えた行事(ひな祭り、七夕)と、季節感を大切にするために新暦でも旧暦の頃に実施される行事(お盆、イノコ)があります。小正月(1/15)の「とんど」は、前者のパターンで、改暦後、日本の正月(1/1)が太陽暦になってからは、15日が新月であろうと(本来の)満月であろうと、神送りの行事が行なわれてきたのです(今年の正月は雨模様でしたがチラリとみえるお月様は満月でした)。

 

成人式の主催者や参加者にとっては連休としてありがたいカレンダーですが、日本の伝統行事が、それに合わせて変更されるのもどうかな、と思います(だって歳神さん早く追い出してしまったら、ご利益が少なくなりますもの)。ちなみに私の町内は15日に実施していますが、隣の町は日曜日にしています。ということは、私の町内の高齢化率が高い(非サラリーマン)ということかもしれません。

 

 

 

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