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西院(さい)

先日、阪急京都線で河原町駅から西院駅まで乗車しました。四条河原町から自宅(亀岡)に帰る場合、阪急に乗るにしても、烏丸駅で市営地下鉄(烏丸線)に乗換えて、JR京都駅に行くか、地下鉄御池駅まで行き、さらに乗換えて地下鉄東西線でJR二条駅まで行く、というルートがあります。その日は、少し違うルートで帰ろうかと思い、阪急→嵐電→JR嵯峨嵐山駅をセレクトしたのです。確か、阪急西院駅と嵐電西院駅が繋がったというニュースを思い出したからです。これまでなら阪急西院駅で下車した場合、とりあえず地上に上がり、四条通を東に向かって歩きます。当然、西大路通りとの交差点信号を渡り、そこから少し商店街を東へ、嵐電が四条通を横切っている路面電車の踏み切りが見えてきて、その手前に、嵐山方面行きのホームがあります。ここまで、ざっと4~5分ほどかかるでしょうか。それが、阪急西院駅の地下ホームを、河原町方面に戻る感じです、新たに「南口」というものが出来ているのです(今年の3月末から)。地下ホームは、まぁまぁ長いですが、いままでのように地上に出ていることを考えると、かなりのショートカットではないかと感じました(電車に乗るときに手前の車両に乗っておけばよいことではありますね)。

 

ちなみに、この「西院」という呼び名、阪急電車のほうでは「さいいん」と呼びますが、嵐電では「さい」と呼びます。京都の人なら知っていることですが、県外の方は阪急の呼び方しか思い浮かばないでしょう。歴史的に言えば、西はあて字、もとは賽(さい)だったということです。平安京の西の極み、洛中と洛外の境目の場所は、そもそも魑魅魍魎が跋扈する魔界でした。そこでの「さい」というのは、まさに賽の河原だった、ということなのでしょう。

 

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