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LPレコードふたたび

LPレコードがふたたびブームだとか。

3000枚程度は保存している身としては、とても嬉しいニュースです。新しいアーティストがLPを出す、ということよりも、保有しているレコードの再生機器環境が保たれていることに安堵しているのです。

 

ところで、レンタルレコード店が隆盛を極めた90年頃、検盤という言葉がありました。レコード盤にキズがないか、あるか、を見極める作業のことです。それをせずにレンタルして、プレーヤーで再生したところ、音飛び、擦り切れによる雑音などが生じることがあったからです。アナログレコードは、その盤に記録された音声振動が溝に刻印され、レコード針が、その刻印と接触することで、ふたたび音声に変換するという、エジソンの発明した原理そのものは変化していないメディアです。当然、聴けば聴くほど盤は摩耗・消耗していきます。何度もレンタルされたレコードは消耗の度合いも大きく、商品価値は次第に下がっていくのが常でした(その点、光学的な非接触型の読み取りによって音声を再生するコンパクトディスクの登場は画期的でした)。レコードの検盤は、レンタルショップの店員がすることが基本でしたが、レンタルするほうの我々も、検盤してから借りる、という作業をしていました。まして中古レコード店などでは、しっかりと検盤して、良質なアルバムを入手することは、収集家としては必須のことでありました。懐かしい話です。

 

 

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