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太陽の塔からみんぱくへ

先日、みんぱく(国立民族学博物館)へ行ってきました。太陽の塔内部公開が始まり、学校の春休みも重なり、平日でも多くの人出の万博公園を通り抜けて、先月から公開されている開館40周年記念特別展「太陽の塔からみんぱくへ― 70年万博収集資料」(2018.3.8.~5.29.)を観るためです。

 

この特別展のメインは、大阪万博開催(1970)に合わせて、太陽の塔内部に展示するために収集された民族資料の「仮面」です(これらの収集活動によって集まった資料がもとになり、万博閉幕後、国立民族学博物館の設置へと進むことになりました)。「仮面」展示フロア解説文には「収集された仮面が用いられるのは、儀礼や仮面劇の場面が多く、仮面を身につけることによって別人格となったり、仮面に神や精霊が宿ると考えられる・・・・」とあります。

 

人は「仮面」をつけます。それは外出するときのみならず、家庭で過ごす時であっても、一人で本を読むひとときであっても、です。たとえば仕事に行くときにはコレ、友達と遊びに行くときはコレ・・・と、外出する時には特に意識して、自身を演じる為に「仮面」をつけるのです。それを「ペルソナ」と言います。その語源は、古典劇において役者が用いた仮面のことですが、ユング(心理学者)は人間の外的側面をそう呼びました。

 

そのペルソナは、パーソンからきていること、その後、パーソナルという言葉にもつながったことを考えると、今日いわれるパーソナルデザイン、パーソナルコンピュータなどは、あくまでも内面を指すというよりも、他から見た自分、個人、という意味合いになるんでしょうね。

 

開館40周年記念特別展「太陽の塔からみんぱくへ― 70年万博収集資料」

 

 

 

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