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歴史と自然の街 かめおか

秋の丹波亀山城跡
秋の丹波亀山城跡

 亀岡市は、京都府の中西部、亀岡盆地を中心とした田園都市です。京北町から流れる大堰川は、この地から保津川と呼ばれ、渓谷を経て京都嵐山からは桂川と名称を変え続いています。平安京の時代に、都の造営に使う材木を運ぶために、筏による運搬が行われていました。後世、その形態が観光として保津川下りとなり、広く国内外から知られているところです。幕末までは、ここは丹波亀山と呼ばれていました。戦国時代末期に、明智光秀が城を構え、天正10年(1582)6月2日に京都本能寺に向けて出兵したことは有名です。

 昭和30年1月、南桑田郡の1町15カ村の合併により京都府で7番目の市として亀岡市が誕生しました。京都市内や大阪府と隣接していることから衛星都市としての側面を持ち、市制施行時4万人弱だった人口は、近年9万人前後と倍増していますが、最近では、やや減少傾向にあります。少子高齢化の時代を反映した結果でしょう。亀岡市の今年度最新データ(2018.3.1.現在)によれば、その総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は、28.2%となっています。全国平均は、少し前の数値ですが27.3パーセントで、ほぼ同水準です。ただし、あくまでも平均値です。周辺に広がる農業地域や山間部においては、40~45%という高い数字が出ている地域もあり、農林業の後継者問題、独居老人の増加に加え、保育所や小学校の統廃合など少子化を象徴するような課題にも直面しています。

 2020年の東京オリンピックイヤーには、京都府が亀岡市において進めてきた京都スタジアム(仮称)が完成します。亀岡の新たなランドマークの誕生とともに、市民の健康増進や安心安全な街づくりにつながることが期待されています。これからのシーズン、亀岡は、そばの花(西別院町)、ききょう(宮前町)、オニバス(馬路町)、コスモス(吉川町)などの季節を迎えます。また先述した保津川下り、嵯峨野トロッコ列車、湯ノ花温泉などもあります、京都縦貫道のアクセスもよくなりました、ぜひ遊びにおいでください。

 

 

(この内容は、京都府民児協会報『ひかり』(年3回発行)の夏季号「わが街案内」に掲載予定です)

 

 

 

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