渋谷陽一さんは、音楽雑誌『ロッキング・オン』を主宰していた音楽評論家です。私より4つほど上の年代になるのですが、私が高校時代、大学時代には、既にラジオのパーソナリティとして番組を持ってられて、「ヤングジョッキー」「サウンドストリート」などをよく聴いていました。
その渋谷陽一さんの詳しい人となりを知っていたわけではないのですが、ラジオを通した、特にブリティッシュロックなどのアーティストに対するコメントには、確固とした信念、指向が感じられ、さらに、とても明快で理路整然と解説されるので、とても心地よかったのです。密かにファンでした(が、当時、この番組を聴いているクラスメートもいなかったし、共感できる場もありませんでした)。
先日、ブックオフで見つけた108円の文庫本、待ち時間つぶしで購入、ファストフード店でコーヒー飲みつつ読んでみました。すごく納得の内容でした。