★神戸市のモダン建築

風見鶏の館(旧トーマス住宅)

撮影日:2015.10.12.

1904年(明治37年)にドイツ人貿易商のゴットフリート・トーマス(Gottfried Thomas 1871年-1950年)の個人住宅として、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデの設計により建てられました。重厚な煉瓦造りの外観と、屋根上の風見鶏を特徴とし、国の重要文化財に指定されています。その風見鶏により「風見鶏の館」と呼ばれています。

萌黄の館(旧小林家住宅・旧シャープ邸)

撮影日:2015.10.12.

アメリカ合衆国総領事ハンター・シャープ(Hunter Sharp)の邸宅として1903年に建てられました。設計は、A.N.ハンセルといわれています。その後ドイツ人から1944年小林秀雄(神戸電鉄社長)が取得して1978年まで居住していました。そのため1980年に「小林家住宅(旧シャープ邸)」という名称で重要文化財に指定されました。この建物はその際「白い異人館」と呼ばれていましたましが、後に創建時の外壁の色"萌黄色"に変更され、以後愛称は「萌黄の館」となりました。

神戸文学館(旧関西学院チャペル)

撮影日:2015.5.17.

1904(明治37)年に原田の森に建てられた関西学院大学のチャペルが「神戸文学館」として一般に公開されています。M・ウィグノールが設計。登録有形文化財(2008年3月登録)。兵庫県神戸市灘区。

旧神戸居留地15番館(旧アメリカ領事館)

撮影日:2013.9.14.

1868年の神戸開港により開設された外国人居留地に建てられ、1890年(明治33年)までアメリカ領事館として使用されました。その後、修理保存されていましたが、1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災により全壊してしまい、現在の建物は1999年(平成11年)に再建されたものです。

 

 

撮影日:2013.8.5. 以下同じ

兵庫県公館

国の登録有形文化財

設計:文部技官・山口半六

竣工:1902年(明治35年)

所在地:兵庫県神戸市中央区下山手通4-4-1

兵庫県庁本庁舎として使われていましたが、1985年(昭和60年)からは県の迎賓館および県政資料館として活用されています。竣工時は日本最大級の庁舎建築だったそうです。

神戸郵船ビル

設計:曾禰達蔵・中條精一郎

竣工:1918年(大正7年)

所在地:兵庫県神戸市中央区海岸通1-1-1

竣工時、旧日本郵船神戸支店として建設されました。当初は銅葺きの屋根と円形ドームを戴いていましたが、1945年の神戸大空襲で焼失しました。1994年に日本設計、大林組・藤木工務店の施工により耐震補強工事され、1995年の阪神・淡路大震災を軽微な被害で乗り越えた頑丈な建物です。

神戸市立博物館

設計:桜井小太郎

竣工:1935年(昭和10年)

所在地:兵庫県神戸市中央区京町24

横浜正金銀行神戸支店として建設され、戦後は後身の東京銀行神戸支店として使用されました。1982年(昭和57年)、同支店の移転に伴い神戸市の所有となり、大規模な増改築の後、神戸市立博物館へ転用されました。国の登録有形文化財として登録されています。

神戸栄光教会

設計 - 初代:曾根中条建築事務所、現代:日建設計

竣工 - 初代:1922年、現代:2004年

所在地 - 兵庫県神戸市中央区下山手通4

阪神・淡路大震災で倒壊した先代の教会堂の外観を踏襲して、2004年(平成16年)10月に再建されました。外壁のレンガは手積みで以前の趣に近づけるよう施工され、内部は礼拝堂を2階から1階に移すなどバリアフリーが実現されました。平成17年度の県の景観形成重要建造物に指定されています。

三井商船ビルディング

設計:渡辺節・内藤多仲

竣工:1922年(大正11年)

所在地:兵庫県神戸市中央区海岸通5

旧居留地の南、海岸通に面して建つアメリカルネサンス様式のこのビルは、テラコッタを外壁に、プラスターを内装に使用する等、日本初となる技術が数多く導入されています。大正期の大規模オフィスビルとして現存する唯一の貴重な建物です。

旧新港第5突堤信号所

建設:1921年(大正10年)

高さ:46.3m

神戸港に現存する最古の信号所建造物です。内部には2階にのぼるための手動のエレベーターがあります。当初、新港第四突堤に建設されたものですが、現在はハーバーランドのシンボルタワーとして高浜岸壁南端に移築され、保存処置が講じられています。

旧居留地38番

設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ

竣工:1929年(昭和4年)

所在地:兵庫県神戸市中央区明石町40

名称にある「38」という数字は、外国人居留地時代の区画番号を意味しています。当初、シティバンク神戸支店として建設されました。イオニア式円柱と壁柱および石積み外壁等のデザインを有したアメリカン・ルネッサンス様式の近代建築です。現在は、神戸大丸百貨店の所有で、店舗として使われています。

海岸ビルヂング

設計:河合浩蔵

竣工:1911年(明治44年)

所在地:兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5

国の登録有形文化財。旧日濠会館とも称されています。兼松房治郎が創業した貿易会社兼松商店(現兼松の前身)の本店として建設されました。現在は、ブティック、貸事務所などに使われています。

ハーバーランド・レンガ倉庫

1898年(明治31年)、神戸港に日本貿易倉庫が建設したレンガ倉庫を、1992年(平成4年)、レストラン施設としてオープンしました。この事業により、全国のレンガ倉庫の商用利用が始まったと言われています。

チャータードビル(旧居留地9番)

設計:ジェイ・ヒル・モーガン

竣工:1938年(昭和13年)

所在地:兵庫県神戸市中央区海岸通9

チャータード銀行(Chartered Bank)神戸支店として1938年に竣工しました。今日の神戸旧居留地海岸通を代表する近代建築の一つになっています。装飾が施された折れ天井、吹き抜けなど豪華なデザインの建物で、英国の銀行らしいものです。現在は、ブティック、カフェ、レストランが営業しています。

セント・モーガン教会

高さ:48メートル(6階建て)

面積:2935平方メートル

神戸市中央区三宮町2丁目7-2

旧居留地・大丸前に位置し、京都市の株式会社タガヤが約30億円の総工費をかけて、2012年2月にオープンした結婚式場。2本の教会搭が印象的です。内部に設置されているステンドグラスは、施設名の由来となっているアメリカ人投資家J.P.モルガン氏の注文で約200年前に作られたもので、歴史的、美術的な価値も非常に高いといわれています。

シップ神戸海岸ビル(旧三井物産神戸支店)

設計:河合浩蔵

所在地:神戸市中央区海岸通3-1-5

大震災で大正7年に竣工した建物は倒壊しましたが、平成10年(1998年2月)に再建されました。新しいビルの低層部には、旧ビルの外壁を再構築したということです。

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