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亀岡・鍬山神社の紅葉

京都市内の沓掛インターから京都縦貫道を北部へ進んだ際に、最初のトンネルをぬけると晴れた日でも一面雲海の世界、視界は真っ白、ということがよくあります。それほど「亀岡の霧」は京都府下でも有名な自然現象です、特に今の時期。このことは周囲を山に囲まれた自然環境(亀岡盆地)と桂川(保津川)の水分が発生の要因といわれております。

その昔、この地域は湖であったといわれております。そこで大国主の神(神話の世界です)は、溜まった水を抜くために、現在の保津峡を開削して豊かな土地を生みだした、というのです。その際に使用した「鍬」を積み重ね置いたことから(置いた場所がこの地であったことから)命名されたといわれております。ただし、この話に関する文献は皆無ですので、いわゆる言い伝え(伝承)ということでしょう。

一方、民俗学の観点からみれば、古代神社の祭祀は農耕神であることが一般的であり、豊作祈願のために神社を置いております。農耕作業に欠かせない「鍬」を祀る場所(山)だった、とするほうが、妥当なところと思います(し、そういう説もあるかと思います)。

 

ま、亀岡→盆地(霧の都)→もと湖→保津峡谷開削→水抜き(保津川下り)→亀岡の繁栄、と捉える方が興味深い話ではありますね。

 

 

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