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インターネットとリアル世界

 インターネットは便利で楽しい「世界」です。「世界」と表記したのは、一般的には、便利で楽しいモノですとか、便利で楽しいツール(道具)と置き換えてもいいのですが、世界の意味するところには、コミュニケーション、疑似的な社会、発信と受信、自慢、自己満足、対立、協調・・・・等々、あらゆる人間の営みが生まれては消え、拡散し、転送され、受け取れる「世界」があると思うからです。

 

 その世界は、大変リアルですが、現実のものではありません。あくまでもパソコンのモニターやスマホの画面で表示される仮想的な社会(現実)です。仮想と言っても、大半は現実にある事、実際に居る人やモノが、あたかも目の前にあるような錯覚に陥るような仕掛けなのです。

 

 それらすべて信じるな、というつもりはありません。知り合い同士、友人同士、職場のグループなど、リアルな関係に立って、連絡したり情報交換をする際には、大変便利な楽しいコミュニケーションツールだといえます。

 

 しかし、このインターネット世界において、リアルな現実社会の人間関係の「外」にある世界(の人々・現象・ニュース=知らない世界)は、すべてが虚構とは言えませんが、まったくの真実、信頼がおける世界(情報)であるとは言えません。したがってインターネットから受け取るその情報は、一歩引いたところで認識する、聞く、理解する、という心構えが必要ですし、自分が発信する際にも、まったくの嘘はいけませんが、さりとてプライベートな情報すべてをさらけだす必要もないと考えます。つまり、テレビ番組などと同じように、自分が発信する際には、演出というテクニックも取り入れ、公開する写真なども加工することも必要です。そして情報を受け取る場合も、その演出込みで理解し、一歩引いた受容となるべきなのです。

 

 インターネットの世界が現実世界とイコールで、そこにいる人々を旧知の友達、家族のように信頼する、その心持は大切ですが、それは実際にフェイスツーフェイスでの関係性が確立してからのことにするのが賢明です。これらの情報リテラシーは、インターネットが急速に発達したがゆえに、ある世代(個人差があるでしょうが)においては欠落したところがあるように感じております。先日、女子プロレスラーがツイッターで誹謗中傷を受けて自殺した、っていうニュース(詳しい内容については知りません)が契機となり、インターネットの規制を検討、というのも、少し短絡的な気がします。

 

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