デジカメが普及してきたのは今から20年ほど前、それまでは「写真を撮る」ということは、フイルムを装填して1枚1枚ピント合わせ取り込んだ風景を焼き付ける、ことでした(今でもプロの写真家はやっていると思いますが)。デジカメは光を焼き付けるところは同じでも、映像をデータ化して、写真として再現、何回も劣化無しにコピー出来るし、データもかさばらないのがメリットです。私はそれらのデータをパソコンに繋いだ6台の外付けハードディスクに保存しております。20年前に1枚の写真のデータ量は、20KBくらい、今ではスマホのカメラで撮った画像でも2MB(2000KB)、100倍の容量になっているので年々保存する量が増える一方です。
ところでパソコンやらハードディスクは突然壊れることがあります。機械物の宿命ですね。そういう場合、専門の業者に持ち込んで修理したり復旧する、という手はありますが、結構時間と労力経費がかかるので、一般的には「あきらめる」という選択肢となります。せっかく撮りためた貴重なデータが消え去って嘆き悲しんだという書き込みブログ記事は、ネットを閲覧しているといっぱい出てきます。
私は過去のモノへの執着心が大変強く、20年前の、貴重な写真、機械が壊れたので消え去った、という現実は、とうてい受け入れられません。さりとて、いちいち修理に持ち込むのも鬱陶しい話です。それで、デジカメの画像を外付けハードディスクに保存し始めた頃より、別にもう一台のハードディスクにコピーして、もしもの時のために備えております。そんなことで6台になってしまったのです。
一昨日、一台のハードディスクが突然パソコンに認識されなくなりました(500GB)。カタカタという音が聞こえることから、おそらく寿命が来たのだと思います。それで昨夜から、壊れてみられなくなった部分の画像データを別のディスクにコピーする作業をし始めました。ここ3年間のフォルダのコピーですが、完了するのに丸3日はかかる予定です。こんなことになっても別にデータがあるから平常心が保てます。
2001年のフォルダから2020年のフォルダまでの画像容量は、しめて1.5TBとなりました。