かれこれ40年ほど前になります。勤め先の大学の学園祭が毎年11月初旬に行われておりました。学園祭といえば、体育会などの団体、サークルにらよる趣向を凝らした模擬店がメインですが、文化系の団体は、教室の一角を使って日頃の成果を発表しておりました。そして展示に加えて、その団体ならでは小物やらカレンダーなどを自作して販売しておりました。
当時は音楽メディアといえば、アナログレコードとカセットテープの時代でした。カセットテープのケースとともにタイトルや曲名を書くレーベル紙もセットであったのですが、我が大学の漫画研究会では、オリジナルな漫画をあしらったカセットレーベルを販売していました。それがこの写真のレーベルです、まだ持っていました、物持ちが良いことです。思い起こせば、その時、そのカセットレーベルを買いたいがために教室に入ったわけでは無かったのに、その場の雰囲気がとても良かったのです。ほのかな恋心みたいなものを感じたことも確かです、あぁ・懐かしい思い出の一コマ。