この前、7月23日の夜、東京オリンピックの開会式を見られた方も多かったと思います(長々と続いた入場行進に退屈して早々と就寝された方もまた多かったかと)。私も退屈して、いったんテレビ画面を離れて寝床につきましたが、聖火ランナーが誰か、という話題があったので、枕元でスマホ(→これいけませんね!)、NHKプラスの配信動画をながら見していたら、欽ちゃんの仮装大賞みたいなパフォーマンスが始まりました。
これ以降、開会式のニュースは、各国の行進模様や注目の聖火ランナーよりも、このピクトグラム(のパフォーマンス)の話題でもちきりとなりました(主にネット上での話)。
ピクトグラムは、半世紀以上前、1964年の東京オリンピックで初めて登場したようですが、この場所や注意などの「情報」を言語ではなく、視覚的なデザインによって示すアイデアは、日本人が発明したものと言われています。その後、1970年の大阪吹田の万博での利用で、一気に世界中に普及したそうです。この写真は、現在、万博公園内にあるエキスポパビリオン(もと鉄鋼館)に展示されていたパネルです。ピクトグラム以外にも、缶コーヒー、動く歩道、ローカルエリアネットワーク(LAN)なども、万博から始まりました。