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ジュリーの世界

今日の朝刊に『ジュリーの世界』という単行本が紹介されていました。ジュリーといっても、歌手のジュリー(沢田研二)ではありません。1970年代に、京都で過ごしていた方ならピンとくるホームレスの「河原町のジュリー」のことです。私も学生時代に京都市内中心部に繰り出した際によくみかけました。なぜ「ジュリー」と称されていたのでしょうか、顔が沢田研二ことジュリーに似ているというわけでもないでしょう(記憶は定かではありませんが似ていたかもしれません)。が、おそらく、当時、ジュリーこと沢田研二さんは、かなりの人気者で歌もヒットしていました。なにより京都出身の歌手であったことより「河原町の」という限定した地域で、人気者の総称として命名されたのではないでしょうか。

けっこう大柄で、髪の毛は伸びてはいましたが、どちらかというとぎゅっと固まっていたのが印象的でした。また他のホームレスとは群れず、一人、泰然と歩く姿に、街中の人々は、きっと元々は学者だったとか哲学者ではないか、との噂話もありましたが、ほとんど人とはコミットせず、ただだひたすらに河原町通りを歩いているだけでした。その後、84年2月に凍死したと言われております。

この本の作者は、70年代後半に同志社大学の学生だったといい、当時のジュリーの思い出にフィクションを交えて小説にしているようです。

興味はありますが、ブックオフに出回ってきたら読んでみようかなと。

 

Amazon『ジュリーの世界』

 

 

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