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みうらじゅん マイ遺品展

 友人に教えてもらった「みうらじゅん マイ遺品展」に行ってきました(於・アサヒビール大山崎山荘美術館)。「遺品」といっても、みうらじゅんさんは、まだご健在です。「長年にわたり収集・制作し、自ら「マイ遺品」と名づけた品々を、みうら氏の出身地である京都の地で一挙に公開」と、開催要項には書かれていました。

 みうら氏は、「マイブーム」や「ゆるキャラ」などのネーミングで流行語を頻発するユニークなイラストレーター・ミュージシャン・・・? です。私の趣向とも近いのですが、今回の展示会で感じたのは、その物量のすさまじいことです。栓抜きひとつとっても、これだけ集めようと思えば、全国の観光地などで、おもしろい栓抜きを見つけては購入することを繰り返さないと集まりません。そのためには、そこそこの経済的な基盤が必要です。しかも小学生の時代からのものなので、親から与えられた「おこずかい」も、相当あったものと推測するのです。ちなみに私の小学生時代(農家+田舎+貧乏・・・)からすれば、ありえない世界です。

 ただ、こういった土産物は、ほとんどの人にとっては、その時は記念と思って手に入れたとしても、時間が経ち、成人し、大人になったら不要なもの、意味の無いものとなり、年末大掃除のついでに捨てられる運命にあります。しかし、みうら氏は、それらの捨てられそうなものを、親からの廃棄勧告を無視して、地道にコレクションして、分類して、ネーミングしていきます(ご両親も寛容な方=お金持ちには多いんでしょう、ですね)。

 それらの作業は、民俗学でいうところの民具や民芸などと同様に意味づけております。この展示会の一角のビデオコーナーで、本人は語っておりました。「これらのくだらない品々は、今後200年ほど経たのちには、その未来の人々にとっては大変貴重なものとして扱われるので、まさに遺品となる」と。

 そんな超ユニークなみうらじゅんさん、てっきり独り者だと思っていたら、ウィキペディアによれば、2回も結婚歴があり、現在の奥様は、ちょいヒットしたbirdさん(グループ名かと思っていましたが個人名、アーティスト名)なのだとか。子供さんもいたりして・・・人生ちゃっかり、やることやってる人なんですね。私の2つ下の学年。

 

 

 

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