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もののけミュージアム

 今から3年前(2019)、大阪吹田の日本民族学博物館で「驚異と怪異・想像界の生きものたち」という特別展があり、私は、それに合わせた「対談 幻獣!-そこに"在る"不思議な生きもの-」を聞きに行ったのです(もちろん特別展も鑑賞しました)。その対談は、民博の山中由里子先生と民俗学者で妖怪研究の湯本豪一氏で、日本に残る近世の史料や現存する幻獣の痕跡を材料として、日本人が想像してきた不思議な生きもの、妖怪等々について話されておりました。この企画があったのは、その年の4月、中国山地のど真ん中の三次市に「もののけミュージアム(湯本豪一記念日本妖怪博物館)」がオープンしたことと関係していたかと思われます。この特別展にも多くの展示物が「もののけミュージアム」から出展されておりました。

 それ以降、私はこの施設が気になっておりました。が、その後、コロナで外出自粛、蔓延防止の時世となり3年が過ぎたのです。数日前、とある方のブログに、そのミュージアムで現在、館所蔵の「妖怪立像」「妖怪座像」あわせて136体が企画展示されており、会期は今月7日までということが分かりました。それで一昨日、マイカー走らせて行ってきました。

 館内にある一部の絵巻以外は、フラッシュ・三脚無しでの写真撮影OKで、136体、しっかりとカメラに収めてきました。この像が作られたのは江戸時代、製作者も作成意図も不明のようですが、妖怪のイメージがかくも多様でクリエイティブなものかがよくわかりました。その他、江戸期以降に描かれた妖怪や幽霊を配した絵画、造形物、日用品などが展示され、とても興味深いものでした。

 

 

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