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湯川れい子「夢を追い続けて」

『音楽に恋をして♪』2012刊
『音楽に恋をして♪』2012刊

 NHKラジオ深夜便『明日へのことば』の今朝と昨日の湯川れい子さんのインタビュー「夢を追い続けて1・2」(2日連続)を聞いて、まったく湯川さんを知らない人は、何歳くらいの人だと思うでしょう? 内容から推察すると分かってしまうのですが、そういうことではないのです、声のトーン、明快な言葉と、インタビュアーに対するリアクションの速さ、なによりミュージシャンに対するあふれる情熱、音楽や社会への意識の高さが、もうまったく古臭くない、斬新・・・その会話の全体像を、何の先入観を持たずに聞いた場合、客観的に考えて、30代〜40代あたり、現役バリバリの人ではないかと思うでしょう!。

 音楽評論家、作詞家の湯川れい子さん、現在86歳なんですが、先述したように、まったく「老い」を感じさせません。30代〜40代と表現しましたが、エルビス・プレスリーの話をしている際は、もうティーンエイジャーと言ってもよいくらいのチャーミングな話しぶりなんです。

 昨日の放送(1回目)では、少女時代、家庭や時代の様子などなど、自身のキャリアが、いかにして生まれてきたのかが、語られておりました。このあたりは、私、以前に読んだ『音楽に恋をして♪』で、ある程度知っていたことでしたので、そうそう、という感じで聞き流しておりました。そして迎えては今朝方の2日目の放送、主に出会った海外のビッグなミュージシャンとの交流の話がメインで、その人間性やエンターテイナーゆえの苦悩、プライベートなところまで、貴重な体験の内容でした。プレスリー、マイケル・ジャクソン、ビートルズ、ジョン・レノン、オノ・ヨーコと進み、最後は、コロナ禍(もと夫の死の話)、ウクライナ、環境破壊の話題へと、繋がっていきます。

 私の周辺、いや、いろんな世界で活躍している86歳の女性、たくさんいらっしゃいますが、それぞれ、それ相応な歳のとりかたをしておられます。なのに湯川れい子さん、その若さはどこからくるのでしょう? 近著『時代のカナリア』は、英国の慣用句「炭坑のカナリア(=炭坑に入る際に有毒ガスや酸欠を知らせるために鳥かごを持参していたことから、危険を知らせる鳥)」をふまえて、そう表記されているようです。カナリアは、常に夢を追い続けている、老いてはいられない、ということでしょう。

 

 

 

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