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時代遅れのRock’n’Roll Band

1977年の記事
1977年の記事

 本日の夕方の放送、NHK『クローズアップ現代』に、桑田佳祐が出ておりました。司会は桑子真帆。

 すでに知っている人は知っているかと思いますが、サザンオールスターズの桑田佳祐がフィーチャリングして、同級生で同じくギタリスト、佐野元春・世良公則・Char・野口五郎の5人により「時代遅れのRock’n’Roll Band」という楽曲を作った話題がテーマでした。いつもの『クローズアップ現代』に比べると、本日の内容は、ずいぶんと手が込んだというのか、素材の多い、番組でした。

 この同級生は、昭和30年生まれ(正確に言えば昭和30年4月~31年3月生まれ)の同学年のミュージシャンで、実は私も同じ昭和30年生まれなんです(私と、このかたがたと何の面識もありませんが、とりあえず同い年というだけのことですが)。まぁ話題としては、嬉しいではありませんか、やるな昭和30年、という感じです。

 面識は無いと記しましたが、このうちの一人、世良公則さんは、1977年、私が大学3回生の時に、三重県の合歓の郷の野外ステージで開催されたヤマハ音楽振興会主催の「8・8ロックディ」というアマチュアバンドコンテストに出ておりました。その野外のイベントに、私は友人達と一緒に原付バイクを連ねて観に行ったわけです(なので面識はありませんが当方は昔から知っていた、という?)。で、そのバンド名は「ツイスト」といいまして、大阪芸術大学の軽音楽部のバンドでした。ロッド・スチュワートの「カントリーコンフォート」などを歌ってました。会場内は、まだアマチュアなのに、けっこうなファンがいて、他のバンド(ブルース系のバンドなどが多かった)に比べると、キャーキャー、という雰囲気でした。残念ながら入賞はしませんでしたが、同じコンテストに出ていた「金太バンド」で審査員特別賞をとった「ふとがね金太」を加入させて、のちにプロデビューすることになります。

 同じ年、関東ではヤマハ主催で「イーストウェスト」というアマチュアバンドのコンテストがあり、青山学院大学の軽音楽部、サザンオールスターズが優勝していました。こちらは、そのままプロになり、とんとん拍子でビッグになっていきます。

 他の3人、野口五郎はすでにアイドル歌手でしたし、チャーは持ち前のギターテクニックで、高校時代からプロとして活躍していたし、佐野元春も高校生のころから同じヤマハ主催のポピュラー音楽コンテストに出ていたらしいし、それぞれのスタートや、音楽遍歴はまちまち、そしてお互いに交じり合うこともなく、66年の歳月が経過した、ということになります。

 そんな同級生が集まって歌い演奏した「時代遅れのRock’n’Roll Band」、時代の最先端ではないオッサン達、という意味でタイトルになっているようですが、かっこいいですね。

 

 

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