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「映像の世紀バタフライエフェクト」赤の時代

ビートルズのアルバム
ビートルズのアルバム

 今朝ほどから微熱があり、どうも元気が出ない、そうそう、昨日は、5回目のワクチンを打ったことを思い出しました。思えば、1回目の後は、すごい頭痛と熱にやられ、2回目も、まぁまぁしんどかった。それ以降は、そうでもなく、ま、本日も、1回目ほどではないにしろ、体はダルイので、ウォーキングはパスして、自宅でおとなしくしております。

 

 それで昨夜見逃した「映像の世紀バタフライエフェクト」をNHKプラスにて視聴しました。テーマは「ビートルズ」、赤の時代と青の時代(赤盤・青盤を意識したネーミングですね)の2回に分けての放送で、今回は前編・赤の時代(1962~)でした。労働者階級で育ったジョンとポールが出会った時代、社会の様子が、丁寧に説明されました。そして有能なマネージャーが入ることで、イギリスでは大成功し世界的なグループに、アメリカや日本にもツアーを行った記録映像が流れます。1966年6月、日本にやってきます。この時は熱狂的なファンの映像とともに、武道館をコンサートに使うな、という右翼の街宣車、抗議活動の様子も映し出されます(この時私は11歳、7時のニュースで流れていたことは記憶にあります→右翼の街宣車の映像ばっかり・・・)。そのあとフィリピンに向かうのですが、ここは日本以上に反対運動が多く、結局、公演はキャンセルとなったようです。

 

 その前後には、世界最大のマーケット、アメリカでの公演がありました。今の感覚だと、同じ西洋諸国だし、圧倒的な歓迎をうけるかと思いきや(熱狂的なファンはいますが)、保守的、黒人隔離政策なども厳然として存在している時代だったようで、日本の右翼と同様に、特に南部保守層、白人至上主義のクークラックスクラン(KKK団)などは、ビートルズ殺害の計画を発表するなど不穏な空気の中での公演になったようです。当時のコンサートや野球観戦等、白人席と黒人席に分かれていたのですが、ビートルズは、「隔離するなら公演はしない」と宣言したのだそうです。そうです、1962年にジョンとポールが出会ったのは、アメリカの黒人ミュージシャン・リトルリチャードの曲がきっかけになったのですから、当然の主張ですね。

 

 それで、おそらくビートルズの公演で初めて、白人と黒人の観客が同じ場所で聴いたようです。その中にいた黒人の少女のコメントが番組で紹介されます。本日の番組で一番に感銘をうけたところです。そこのところ、文字起こししてみたので、紹介しておきます(ワクチン接種副反応に感謝=ヒマかぃ!)。

 

〈少女の言葉〉

大勢の白人に囲まれ、一斉に立ち上がり、

思いっきり叫んで、大声で歌を歌った。

自分とは違う人々といる初めての経験だった。

でも、そんな違いなんて、すぐに消えると知った。

まるで神の啓示だった。

世界がパッと開けた気がした。

みんなが私に「ビートルズが好きだって?」「白人になりたいの?」

と聞いてきた。

でも私は彼らを白人だとは見ていない。

彼らは"ビートルズ"

色なんて関係ない。

私も私自身なのよ、好きな格好をして

好きなように生きればいい。

私は彼らから、そういう考えを学んだの。

 

〈続いて、ナレーション〉

この黒人の少女は、その二十数年後、ウーピ―ゴールドバーグという女優として活躍することになる。

 

 

 

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