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黄金の顔

 さ来年に迫った「2025大阪・関西万博」、関連ニュースでは、各国パビリオンの建設(建築?)が滞っていて、開幕日に間に合わないのではないかと、ざわついております。

 さて、その「2025」の万博の(宣伝?)予算が余ったのかどうかは分かりませんが・・・、1か月前(8/11)、これまで1970年の大阪万博を記念して、当時の資料やら備品・写真などを公開展示する「エキスポパビリオン」(もと「鉄鋼館」)に、新たに別館が増築されました。70年万博好き、レトロ好き、岡本太郎好き、の私としては、いつ行くか、タイミングを見計らっておりました。そして1カ月が過ぎて、農作業もひと段落した先日、見学してきました。

 この別館は、もと鉄鋼館のように、パビリオンを改装したものではなく、まったく新たに建設された建物で、本館とは廊下でつながっております。本館の展示通路に、唐突に「別館への案内看板」が目につきました(が、よくよく注視しておかないと気付かないかもしれません)。その通路に入ると、タイムトンネルのようなイルミネーションが「さぁ、これから過去の世界へ・・・」と迎えてくれます。

 最初のフロアには、エキスポ70の各パビリオンの案内嬢のユニフォームが展示されております。けっこうな数で、しかも洒落た展示舞台に照明があたり、圧巻です。惚れ惚れします。本館の階段を利用したユニフォーム展示(現在もあります)とは、格段にグレードアップしております。本館の方々(マネキン人形さま)も、こちらに移動してくればよいのに、と。

 次のフロアは「生命の樹」というテーマで、恐竜の模型が展示されていますが、テーマからすれば、ちょっと見劣りする感じで、ホンマもんの生命の樹を見るのであれば、館を出て、太陽の塔の内部展示へ行ったほうが良いでしょう。別料金、予約制ですが。

 そしてメインのフロアは、初代「黄金の顔」が展示されております。これは1階と2階(吹き抜け)で見ることができますが、2階の廊下から手すり越しに写真撮影は禁止となっており、その注意を見損なった私は、手すりから写真を撮ろうとして注意されました・・・。

 「初代」ということは、70年に開催中に太陽の塔の頂部に輝いていた顔であり、当時、この目のところに立て籠もった男が話題になったことを思い出しました。顔全体としては、とても巨大なものですが、目の部分は、そんなに広くもなく、ここでは「立て籠もる」というイメージではなく、短い筒にしがみつく、という感じになるのではと感じました。

 この「初代・黄金の顔」の展示には、それなりに価値があるように思います(ユニフォーム展示もいいですね)。が、新たに建設されたこの「別館」の位置づけが、なんだかモヤモヤしますね。別館の見学を終わり、本館に戻り、従来の展示などを眺めていると、あれ?、前にあった展示物は?、という場所が何箇所かあり、歯抜け状態なのです、そうなんです、それらは、新しい「別館」のほうの展示ケースに収められているんです。なので、急遽移動したために、もともとの場所ががらんとしているのです。

 まぁ、私が中学生の時に、学校に内緒で聴きに行ったビートルズの申し子「メリーホプキンショー」のポスターとチケットが、相変わらず展示されていたのが、個人的には嬉しく思った次第です。

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